不登校と勉強を嫌がる子の精神状態の共通点

不登校の理由は人それぞれです。いじめを受けたのかもしれませんし、人一倍繊細なのかもしれません。学習能力が低く学校についていけないのかもしれません。

本人に原因があるケースもあれば、ご家庭に問題があるケース、第三者から受けたもので全く同情すべきケースもあります。ただ本人に非が無くても、不登校になってしまった以上、解決策は探さなければなりません。また、私が見ている限りでは、単純に「誰が悪い」という風に断定できるものではなく、程度の差はあれ色々な原因が混在している場合がほとんどであるように思います(いじめなどをするような低俗な人間が多くいることも事実ですが)。

最近のお問い合わせは、「成績を上げてください」というご相談から入る場合でも、ほぼ例外なく精神状態に言及せざるを得ません。そうすると、最近の私の一番の仕事は「心を開いてあげること」になります。そこをクリアした後、感情的ではないシステマティックな思考訓練をさせるといった流れになっています。

この「心を開く」というのは「見知らぬおじさんである私に対して心を開く」という事だけではなく、「勉強をすることに対して心を開く」という場合も多々あります。

以前ブログにも書きましたが、不登校のお子様に「完璧主義」の場合が見られるケースがあります。「勉強をすることに対して心を開く」というのは、自分が勉強が苦手だからというケースももちろんありますが、本人が「完璧主義」だからという場合があります。また、それも「本人が元々完璧主義」だからというケースと「周りから求められて完璧主義になった」ケースがあります。

どちらの場合であっても「完璧主義」というのは非常に危険であり、大人になっても尾を引く問題です。これが原因で勉強をしたがらない場合や何かが問題になっているケースを見ると、不登校にまでなっていなくても何かの拍子でそうなってしまったり、他のことに弊害が出てくる可能性があるものと思っています。

これを解消するには、本人だけでなく周りも傷を負わなければならないことがほとんどです。そして、これを指摘しなければならない私も常に傷を負っています(笑)

考え方や価値観を変えるという事は非常に大変なことです。こういったことを克服するためには、そのような場合があるということを伝えたくて今回はブログを書きました。

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