小学生と中学生(高校受験生)が平均点まで届くようにする家庭学習について

最近生徒さんの学習の様子を見ていると、なかなか成績が伸びないという方は共通して家庭学習の仕方に問題があることが多いように思います。

当然勉強の仕方は教えるのですが、実際はこちらが求めているレベルまでやれていないことが多く、高校受験生であっても内申3が取れない方やテストで平均点以下という方は決まってそういう傾向があります。

そもそも勉強や成長というものは「できないことをできるようにすること」が大切です。

小学生で多いのは「勉強をするようになった!」といっても、自分ができることだけを繰り返している可能性があります。この場合は自分ができないところをちゃんと受け入れて、そこを重点的に学習し自力で解けるようにする必要があります。

次にほんの少し成長すると、「一通りは勉強した後に〇付けもし、分からないところも明確にしたし、間違えた問題も解説を見た」というパターンです。中学生、中には高校受験生にもいます。「解説を見たから自分でも解ける」と思い込んでいるパターンです。気になってこちらが確認してみると、やはりできていないのです。やはり、結果が出ていないという事は「自分で解けた」というレベルまで上げることができていないのです。

なかなか成績が上がらない方に限ってこれが身についていない、そして身につけるのに時間がかかることが多くあります。

端的に言えば、「自分に甘い」のです。

何度言ってもわからないお子様もいるので、一月~二月などかけて家庭学習での成果を目の前で演習させて、どれだけできていないかをチェックし、自分の勉強が甘いかを自覚させていくしかありません。そうなると、結局カリキュラムを先に進めるなどができなくなってしまい、後手後手に回ってしまうのですが。そうすると、結局、素直な子やひたむきに努力をする子の方が早く伸びていくという事になります。

他にも「ノートや教科書を見返すことをしない」といったこともあります。

高校受験生にもいますが、大学受験生でもこれらが身についていない人は多くいるように思います。これは、小学生のころからきちんと物事を教えられてきて、なまじ学習が進んでいただけに、高校になって横一線になった途端、それまでの預貯金が無くなっただけでなく勉強法や思考力が身についていないせいで急に困ってしまうという事が原因なことが多いように感じます。

こういう場合は、精神的にもあまり強くないまま育っていることが多いように思います。

この塾では分からないことを教えるなどもそうですが、自分で勉強ができるようになるといった「自立」も大きなテーマの一つです。

「自立」したうえで、分からないことがその都度解決していけば、結果は勝手についてきます。

最終的には、当塾ではこんな教え方をしていますという紹介になってしまいましたが、家庭学習は非常に大切であり、「自立」する事が重要なんだということになります。

Your email address will not be published. Required fields are marked *

*